会社 嫌な思い出のバックアップ
辞めた会社の話をする。
田舎の機械系の仕事だった。
元々は大学四年生の時、プログラミング学校に通っていたので、その流れで会社に入った。そこは、資格取得や技術向上を第一に謳った会社。プログラミング系の仕事をする予定だった。
でも、ひょんなことから、機械系に配属された。車体の設計をするソフトの仕事。プログラミングでなく、CADソフトの操作という感じ。
地方に行き、一人暮らしになった。ひとり暮らしはすごく向いてると思った。毎日ご飯が決められて楽しいし、誰かが部屋に入ってくることは、まずない。
同じマンションの人は、同じ会社に行ってる人が多くて、みんな、自宅から会社の制服を着て会社にいっていた。コンプラ的にどうなんだろうという感じだが、みんなもう気にして無い感じだったので、安心感があった。
あと、一階に住んでるヘビースモーカーの女の人が、出社前に必ずタバコを吸っていて、それを見るのも好きだった。
関係ないが、私はその会社で、パワハラやセクハラを受けていたかもしれない。
毎朝男の上司から届く、おはよう😃メール、休日には、今は寿司ちう😚というメール。
業務に関係ないメールが毎朝届く。
メールを無視すると、「なんで返信しなかったの?」と真面目なトーンで、始業開始直後に怒られた。不機嫌な顔だった。
「朝、寝坊してしまって」というと、「いや、始業前の少しの時間でトイレに行ってメール返信できたじゃん。」と言われる。
こええ。
同じ業務をしてた先輩だったから、メールを辞めてほしいことを言いづらかった。朝、返信することが嫌で、起きるのが嫌な日があった。起きるけど。
その人には、妻子がいたし、3歳だかの子供を待ち受けにした携帯で、2回り下の会社の後輩に、キスマークの絵文字?を打ってることが気色悪いなと思った。
「メールをやめてください」と、伝えるまでの3週間の間毎日来たから、よっぽど暇だったんだと思う。
この一連を友達に言ったら、個人的な内容のメールの強要はパワハラだよ!と言われた。これが、噂のパワハラなのかー、と思った。
ちなみに、私が退社するときに、その人が私に言った最後のセリフは、
「こんな忙しい時に、仕事辞めるって罪悪感なかったの?」である。
辞める人に、その言葉のチョイスはヤベェ奴だなと思った。罪悪感を植える気まんまん 植木屋さんという感じ。
「後輩に仕事を全部やらせて、自分は何もしてないのバレて、もっと上の人に怒られてたけど、当時罪悪感なかったの?」と、聞き返せばよかったのかもしれない。
相手にトゲがあるセリフを、わざわざ吐く人は、どこかに引け目を感じてる人だと思う。あえて、上に立ってマウントを取ることで自尊心を満たしてるんだなと感じた。
あと、私が辞める数ヶ月前に、同世代の女の子が辞めたことがあった。その女の子に対して、罪悪感でいっぱいな人ほど泣いていた。(セクハラのしすぎ?で、その子のOJT外されたという噂のおじさんがめちゃ泣いてた。)
機械系と田舎の組み合わせの意味するところは、
実力主義、男社会、閉塞的空間!超最強!
「あの人、昔は、女の社員のおっぱい揉んで、かんちょうとかもしてたけど、最近はまともになったよね」
と複数人に言われる人が、現役で、すごく上の役職だったりする。社員に配られる月刊雑誌で、白い服きて表紙飾ってたりもする。揉んでたことは問題にならない。
現場を見てないから、なんとも言えないけど、揉まれたとされる女の人が、「昔の話を口外してたこと、本人には絶対言わないでね」って私に耳打ちした。
私が辞めるときの飲み会(飲み会&送別会みたいな感じ)
「女使って、上司にもっといい寿司頼んでって言ってこいよ!」と5回は言われた。まじで、この内容5回。もってない。
その人は、ふざけて言ったセリフなんだけど、普通にだるいなと思った。女使え、女使え!は萎える。
他の人も、
「会社やめたら、夜の仕事するんだよね」と私に言ってきて、その台詞で場が凍ってて、超最悪だなと思った。ちなみに、夜の仕事はする予定がない。
あと飲み会の場で、女の社員に対して、直接、「貧乳だな!」とか「巨乳でセクシー!」とか言ってる人もいた。座ってるわたしの膝に、上司が座ったりもした。(2秒くらいだけど)
全部キャラで誤魔化してるし、それが悪いみたいな空気が全然ないから、ほんとやばい空間なのでは?
実際、色々言われてきたのは、私にも原因ある。
ヘラヘラしてたし、男だったら怒られてたようなことも女だから許されたみたいなところがたくさんあった。それに甘んじてた。超ダサいし最悪。
しかし、最後は8回くらい送別会もしてくださったし(流石に多すぎじゃない?)、楽しい人もいて、感謝も伝えられて、ほぼほぼ、円満退社。
仕事ができたら救いだったなと思う。
でも仕事できないのと、キャラでなんでも言ってもいいみたいな空気があったから怒られた。
直属の先輩は超いい感じに、要点を伝えて時々怒ってくださって(怒るというか、改善点を伝えるという感じ)ほんとありがたかったけど、
私が怒られてると、ハイエナのように群がって怒るみたいな習性をもつ先輩は、ほぼ毎日怒ってきたから、最悪だった。エンターキーを漫画のように、思いっきり叩く人、生で、初めて見た。
先輩のいる椅子側にだけニキビできた。
私は今までたくさん、いろんな人に怒られてきたから、少しわかるのだけど、ハイエナの先輩は、「私に治してほしいから」ではなくて、「自分より弱い立場には、とりあえず怒るもんだから」という謎理念で怒ってるように感じた。 怒られた内容思い出そうと思ったけど、もう思い出せない。一回怒りすぎたと謝ってきたことがあったのは覚えている。
私が辞めるってなったあと、ハイエナの先輩が昼休みに「部下を辞めさせてしまうダメ上司ネット診断」的なのをしてて、笑った。
とりあえず、怒ることは正しいみたいなのにレ点して、まんまとダメ上司と診断されてた。
その結果に、は?と言ってた。
ハイエナの先輩は不器用な人間だっただけ。
妹がいるらしいのだが、その妹がどんな人なのか聞いたら、「妹は、年下なのにタメ語を使ってきて、生意気」と真っ先に答えたので、
変な文化で育ってきたのだなと思った。人間性で、そこの部分を最初にピックアップするって、なかなか変わってるなとおもう。
きっと父親など、上の立場の人から、ものすごい圧力を感じながら成長したから、そういう上下関係に異常に固執したくなる価値観が形成されたのだと想像した。
この先も、おそらく、その価値観でしか生きられず、少々ドンマイ。
あと、わたしの職場の1番変だなと思ったのは、2、3年前に辞めた人のミスを、月1位で聞かされることだった。
「〇〇って人は本当能力が無かった。あいつは、あんなミスやこんなミスをした」みたいな話はしょっちゅう聞いた。
都会で過去の人間のミスの話題が、頻繁に出るのに遭遇したことが、まだない。
わたしのいた会社は、地方だからか、人の出入りが少ない分、過去の人間の情報で、出汁をとりながら日常を送ってるように感じた。
あと、能力がなければクビになったり、他の部署に飛ばされたりもあったので、
そういったことにストレスを感じる人は、とりあえず、自分より下の人の話をしたくて仕方ないみたいだなと思った。
みんなそれぞれに大変で、下流を見つけ、その下流に嫌な感情を流してる人もいるという感じ。
以上、思い出す必要のない過去の記憶のバックアップ。